ぼく・わたし 考えていることってなんだろう
【こども哲学】
第一回テーマ
『友達って多いほうがいいの?』
⭐︎哲学ってなあに?
「あたりまえ」って思っていたことについて考えはじめてみること。問いは、ほかの人との対話からはじまるかもしれない。
じっくりぎもんに向き合って、「考える」をつづけてみよう。
☆開催日時(毎月第3土曜日開催予定)
2024年5月18日(土)10:00-11:00
☆対象:小学3年生〜5年生
☆定員:6名
☆開催場所:IRORI石巻
☆お問い合わせ:0225-25-4953
【ファシリテーター】
哲学者
奥堀亜紀子 OKUBORI AKIKO
1982年、岐阜県生まれ。2005年大谷大学文学部哲学科卒業後、京都を中心にフリーペーパー詩集「LIFEWORKERS」を配布。2017年神戸大学大学院人文学研究科文化構造専攻博士課程後期課程を修了。同年日本学術振興会特別研究員に採用。8月から石巻で活動を開始。二人称の死についての思索から始まり、現在は震災前の石巻の郷土史にも焦点を当てて研究を継続。2020年4月より日本学術振興会特別研究員の任期終了に伴って、石巻にて「LIFEWORKERS」の活動を再開。2022年4月8日、私設研究所「東北てつがく研究所」を開設。
「どうしてこども哲学をやろうと思ったのか」
自分のなかにあるモヤモヤに気が付き、そのことについて話ができるようになると、まいにち、元気でいられる、たのしく、大きくなっていけると思うからです。
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哲学っていうのは、真剣に「本当のことが知りたい」って思って、考えぬくことだと、ぼくは思っている。「本当のこと」に、たどりつくために大切なことがある。それは「自分の思いこみに気がつく」こと。自分の思いこみに気がつくためには、ほかの人と対話するのが一番。自分が正しいと思っていたことも、ほかの人と話しているうちに、自分はまちがっていたなと思ったら、その思いこみを、えいっと捨てる勇気がないと、本当のことには近づけない。(河野哲也『対話ではじめる こどもの哲学 道徳ってなに? ①自分のぎもん』、童心社、2019年、20頁)