イベント情報
主催:坂田隆(石巻専修大学)、平居高志(石巻工業高校)
開催終了
4月15日土曜日 18:30開演 20:30終了
LAB.TALK SESSION 26
「ラボ」は専門家のお話をきっかけに参加者がそれぞれの問題意識に応じて自由に交流を深める場所です。異文化交流もよし、ゲストの専門家に無邪気な質問を浴びせるもよし、土曜の夕刻、お酒を片手に知の世界を広げてみませんか?
宇宙開拓を支えるトライポロジー(摩擦学)
地上から100km程度以上の宇宙と呼ばれる空間は極限環境で、ロケットもそれに耐えて作動する必要があります。今回は「宇宙ロケットの原理と宇宙開拓の必要性」と「再使用ロケットエンジンと宇宙探査技術」を柱としつつ、宇宙開拓の鍵となる「トライポロジー」を紹介します。トライポロジーは「摩擦、摩耗、表面科学」という動く物体の全てに関わる学問なので人が目にするもの全てに関わっています。
ゲスト 高田仁志(たかださとし)氏
プロフィール
1971年 東京生まれ
1995年 東京農工大学卒業(AT車用のクラッチの研究)
1997年 東京農工大学博士前期課程修了(電気で変形するゼリーの研究)
2001年 東京農工大学博士後期課程修了(摩擦力制御の研究)博士(工学)
航空宇宙技術研究所(NAL)(現 宇宙航空研究開発機構)研究員
2016年 宇宙航空研究開発機構(JAXA)角田宇宙センター 主幹研究開発員
RL-60エンジン用液体水素ターボポンプ軸受、再使用観測ロケットエンジン、LE-9エンジンの軸受、軸シールなどの開発を担当した。2001年にロケットエンジン用軸受として世界最速を達成、2016年に更新、ロケットエンジン用軸シールの100回以上の再使用を達成した。極限環境におけるトライポロジー技術の日本の第一人者。
2022年 極低温トライポロジー技術及び超高速回転技術の伝承と発展のために技術組織“Proxima”を立ち上げ、無休・無給のボランティア活動を開始した。
日時 4月15日土曜日 18:30開演 20:30終了
場所 IRORI(石巻市中央二丁目10−2 新田屋ビル1階)
参加費 1,500円(軽食とドリンク付き)
申し込み takashi.pingju@gmail.com 0225-94-4442 平居(19:00 – 21:00)
主催 坂田隆(石巻専修大学)、平居高志(石巻工業高校)