【ガンビール ・ブーム の謎を追う】

嗜好品のグローバ リゼーション 「ガ ン ビ ー ル 」 と い う植 物 を ご 存 じ で し ょ う か 。 和 名 を ガ ン ビ ー ル ノ キ と い う、 マ レ ー 半 島 や ス マ ト ラ に 多 い ア カ ネ 科 の 植 物 で す 。 カ テ キ ン や エ ピ カ テ キ ン を 含 み 、 「 正 露 丸 」 や 「仁 丹 」 の 原 料としても使われます。東南アジアや南アジアでは、ガンビールは横榔と混ぜて嗜好品として使 用されます。 今回は、インドネシアの村落部での調査データをもとにして、ガンビールの買取価 格が高騰する東南アジアの 「ガンビール ・ブーム」現象に ついてご紹介 し、その輸出先である南 アジアにおける消費の状況などもまじえながら、嗜好品のグローバリゼーションのありようにつ いて考えていきたいと思います。

ゲスト 　　西川 慧(にしかわけい)氏 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　石巻専修大学 人間学部 准教授

プロ フ ィー ル

1989年 宮城県生まれ

2 020年 東北大学大学院文学研究科修了(博士(文学)) 在インドネシア日本大使館専門調査員、東洋大学社会学部国際社会学科助教を経て、

2023 年 石巻専修大学人間学部准教授

専門は文化人類学、東南アジア地域研究。特にインドネシアにおける親族/家族とイスラームに関する研 究に従事。著書として、 『多軸的な自己を生きる一交錯するポジショナリティのオートエスノグラフィ』 (沼 崎 一 郎 監 修 、 西 川 慧 ほ か 編 、 東 北 大 学 出 版 会 、 2 0 2 4 年 ) な ど 。

日 時：12月14日(土)18:30 開演 20:30 終了

場 所： I R O R I (石 巻 市 中 央 2 丁 目 1 0 – 2 新 田 屋 ビ ル 1 階 )

参 加 費 ：1,500円 1 (軽 食 と ド リ ン ク 1 杯 付 き )

申し込み :  takashi.pingju@gmail.com

0 2 2 5 – 9 4 – 4 4 4 2 平 居 (1 9 : 0 0 – 2 1 : 0 0 )

主 催 ：坂田隆(山形大学)，平居高志(石巻工業高校)